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医療レーザー脱毛のメカニズムを知って自分に合った方法を選ぼう!

レーザー脱毛のメカニズム

 
 

毛を剃った状態の皮膚の断面図。レーザーは毛穴からのぞいた黒い色に反応する。

レーザーを照射したところ。レーザーは黒い毛に吸収されて熱を持ち、熱は周囲に広がる

毛や毛を育てる毛母細胞がレーザーの熱で破壊され、残った毛は抜け落ちる

 
 

特定の色や物質にのみ反応するレーザー光線

レーザー光線は、波長の長さによって特定の色や物質にのみ作用します。その性質を利用し、青、赤、黒の色を感知して、その部分にのみ集中的に熱を加え、組織を破壊することができるのです。これを「選択的光熱治療」と言います。ホクロやシミ、ソバカスなどのレーザー治療も、この選択的光熱治療のおかげで傷も残らずきれいに治すことができるのです。

 

医療レーザーは、単一の波長の光を増幅して皮膚に照射する方法です。脱毛では皮下の毛の色、黒いメラニン色素をターゲットにして行います。単一の波長なのでターゲットにのみ作用し、表皮やその周辺の細胞を傷つけることもありません。

 

レーザーを照射すると皮下の黒い毛に熱が吸収され、毛を伝導体として毛包全体に熱が伝わります。やがてその熱が周囲に広がり、毛の製造工場ともいえる毛球部の毛母細胞を破壊した結果、毛が生えてこなくなるのです。

ヒゲやうぶ毛のレーザー脱毛は難しい

現在、いわゆる“脱毛レーザー”として数多くのクリニックで使われているのはアレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーです。 アレキサンドライトレーザーは1996年に、ダイオードレーザーは1998年に、アメリカで開発され、日本でもあっという間に普及しました。しかし、男性のヒゲのように狭い範囲に密集している太い毛や、女性の手の甲や顔などに生えているメラニン量の少ないうぶ毛には難しいことが知られてきました。 最近、ヒゲやうぶ毛の脱毛には、ロングパルスヤグレーザー(Qスイッチヤグレーザーとは別のもの)やフォトRFと呼ばれる器械も使われるようになってきました。

 

今後、レーザー脱毛はそれを使う医師たちによって研究され、どんどん改良されていくでしょう。 このように、ひと言で医療用脱毛レーザーといってもいくつかの種類があり、それぞれに効果の違いがあります。 安全で確実な永久脱毛を行うためには、正しい知識と賢い選択をしなければなりません。疑問に思うことがあれば、インターネットや本などで調べたり、クリニックを訪れた際に器械のこともどんどんドクターに質問したりしましょう。

 

色素沈着が濃い部位にレーザー脱毛は不向き

レーザー脱毛は身体じゅうのどの場所でもできるわけではありません。脱毛用のレーザーは黒いものに反応するので、色素沈着が濃い乳首や性器、肛門周辺などには、レーザー脱毛は不向きです。これらの部位には絶縁針脱毛が適しています。

 

また、濃いシミやアザ、盛り上がっているホクロにはレーザーを照射できない場合があります。事前にスキンチェックを受けて、レーザー脱毛できるかどうかの判断を医師に仰ぎましょう。 それとは逆に、脱毛するときに薄いシミやアザ、ソバカス、ホクロなどにもレーザーが照射されることで、きれいになくなることもあります。顔全体に照射すると、薄いシミがなくなって色白になるという効果も。実際に、脱毛に使用しているレーザーを、美白や美肌効果を目的に使用しているクリニックもあるのです。

 

また、レーザーの特性として、黒くて太い毛ほど効果が高いということを考えると、顔や手の甲などのうぶ毛はメラニン色素の含有量が少なく、毛根を破壊するだけの熱をため込むことができないため、あまり効果が期待できない部位と言えます。ただし、器械の種類や使い方によっては、効果が期待できます。